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今の体験に投資する「イマ活」って?60代からの新しい生き方 #MeClassトレンド

「終活」という言葉が定着する一方で、今、アクティブな大人世代の間で注目を集めているのが「イマ活」です。

人生100年時代、60代になっても若々しくアクティブなシニアがたくさんいます。そのため「今」を思い切りエンジョイする能動的な生き方にシフトする人が増えているのです。能動的に人生を愉しむ「イマ活」は、「即戦力シニア」「ならわし卒業」などと合わせてこれからのシニアライフを輝かせるトレンドキーワードです。

本記事では、60代からの新しい生き方「イマ活」について詳しく解説します。いつか」を「今」に変えて自分らしい充実した毎日を手に入れるためのヒントを見つけてみませんか?

目次

「イマ活」とは今を楽しむライフスタイル

イマ活は「自分の心を満足させるための体験に時間とお金を使う活動」で、「元気なうちに今を楽しもう」という価値観が基本です。60代を中心としたシニア世代の間で広がっています。

終活は守りの老後、イマ活は能動的な生き方

「終活」は、シニア世代が自分たちの老後に向けた守りの活動であり、備えを目的としています。一方、「イマ活」は今の人生を豊かにするための能動的な姿勢を重視する生き方なのです。

守りの老後だけに終わらず、今の体験に投資をする生き方がイマ活だといえます。

もちろん両者は対立するものではなく、終活をやめてしまうというわけではありません。将来への備えも行いながら、今を楽しむという両立が理想的な形です。

イマ活のスタイルは人それぞれ。大胆に海外旅行に行く人もいれば、博物館めぐりをする人、新しい趣味を始める人もいます。ボランティア活動にいそしむ人もいます。つまり老後への守りをキープしつつ、無理なく今を楽しむライフスタイルだといえるでしょう。

若々しい60代だからこそのイマ活

イマ活が広がっている背景には、いくつかの社会的変化があります。人生100年時代となった近年は、60代はまだまだ若いという意識が定着してきました。

実際、厚生労働省のデータによると65歳以上の就業率は年々上昇しており、心身ともに元気なシニアが増えています。定年退職したあとも、仕事を続ける人や趣味に熱中する人が多いのです。

また、コロナ禍を経て、「やりたいことがいつできるか分からない」という価値観の転換が起こったのも「イマ活」をする要因だといえます。「そのうち」と先延ばしにしていると、できなくなるかもしれないという実感が今を大切にする意識を後押ししているのです。

また、動画やSNSなどで多様な生き方に触れる機会が増え、自分らしい選択をする勇気を持つ人が増えたことも大きな要因だといえます。

イマ活のキーワードは体験への投資

イマ活の本質は、「物」を所有するというよりは体験への投資にあるといえます。例えば、オペラ鑑賞や大相撲観戦などを楽しむと言った体験です。さらに豪華クルーズやちょっと上質なランチなど、今の自分が楽しめる体験には意欲的な姿勢がみられます。また人の役に立ちたいと、今までやった経験のないボランティア活動に参加するなどもイマ活です。

単なる消費活動ではなく心の充実や人とのつながり、健康維持といった価値を重視した生き方がイマ活なのです。イマ活を実践する人々は、今の自分を喜ばせる体験をすることで人生全体を豊かにしようとしています。

イマ活の具体的な楽しみ方!おすすめの体験は?

イマ活は、特別な誰かだけのライフスタイルではありません。予算や体力に合わせて、自分らしいレベルで自由に楽しめます。大切なのは、無理をせず「今の自分の心が満たされる体験」を選ぶことです。

おいしいものを食べて、お腹と心を満たす

月に一度程度の少しぜいたくなランチやディナー、ホテルのアフタヌーンティーなど小さなイマ活は心を豊かにします。おしゃれをして出かけると気持ちも前向きになるはず。仲の良いお友達と、毎月いろいろなお店をめぐる約束をするのもいいでしょう。またはあえて一人で楽しむのも特別な体験になります。話題のカフェに行くのも楽しいイマ活です。

料理好きの仲間がいるなら、お互いが作った料理を持ち寄る「持ち寄りランチ」などでホームパーティーを開催するのもおすすめです。

観劇やアートで感性を刺激する

観劇やアートなどの文化を楽しむのもイマ活です。ミュージカルやオペラ、歌舞伎などは、非日常を味わえるでしょう。さらにクラシック音楽コンサートなどで生の音を楽しむのもイマ活だといえます。

また、美術館や博物館めぐりは心を豊かにするイマ活です。自治体の美術館や博物館は意外とリーズナブル。美術館や博物館のイベントに参加するのも新しい発見につながるでしょう。例えば国立科学博物館などは常設展の他にもさまざまな展示をしています。さらに企業の工場見学なども充実した体験ができるでしょう。

国内旅行で土地のエネルギーに触れる

国内旅行は中規模のイマ活として人気があります。温泉地でゆっくり過ごしたり、鉄道旅行を楽しんだりするもいいでしょう。夫婦や友達と旅行するのも楽しいのですが、思い切って一人旅をするのも新たな発見がありそうです。

お気に入りのぬいぐるみと旅をする「ぬい撮り」や、好きな作品の舞台を歩く「聖地巡礼」なども、今時のスタイル。アウトドア派ならキャンプやハイキングもおすすめです。今の自分らしいスタイルで自由に旅をデザインしてみましょう。

習い事や学びで自分をアップデートする

「いつかやりたかったこと」に本格的に取り組むのも、充実度の高いイマ活です。

楽器、語学、絵画、書道など、時間をかけて一つのことを深めるのは大人世代ならではの贅沢。 いきなり教室に通うのが不安なら、まずは単発のワークショップから始めてみるのがおすすめです。新しい学びの場では、普段の生活では出会えない友人や知人が増え、日常に心地よい刺激が生まれます。

また、資格取得や全く新しい分野でのキャリアに挑戦することも、人生後半を輝かせる立派なイマ活です。

“今の私”に似合うやり方に更新する「再点火メイク」

長年同じメイクを続けていませんか?イマ活を楽しむなら、鏡の中の自分にもワクワクしたいもの。

かつてのトレンドではなく、年齢を重ねた今の肌や顔立ちを最も美しく見せる「再点火メイクへのアップデートがおすすめです。 例えば、厚塗りで隠すのではなく、光を味方につけてツヤを出すベースメイクに変えるだけで、表情は一気に明るくなります。

プロのメイクセミナーに参加したり、百貨店のカウンターで今の自分に合う色を選び直したりする時間は、まさに自分への再投資。新しい口紅を一本新調するだけで、外に出るのがもっと楽しみになるはずです。

人生観を変える、思い切ったチャレンジ

「今行かなければ、もうチャンスがないかもしれない」。そんな熱い想いがあるなら、海外旅行や長期滞在など、人生のハイライトになるような大きな挑戦もアリです。 世界遺産を自分の目で見たり、豪華客船クルーズで国々を巡ったり。未知の文化や景色に触れる体験は、これまでの価値観をガラリと変えてくれるでしょう。

予算や体力と相談しながらも、情熱の赴くままに一歩踏み出す。そんな大胆な決断も、究極のイマ活といえます。

イマ活の成功のカギは「バランス」

イマ活を長く楽しむためには、無理のない範囲で続けることが何より大切です。「お金」「体力」「家族との関係」という3つの側面でバランスを取ることが、イマ活成功の鍵となります。

お金のバランスを保つ予算管理

イマ活を始める前に、まず月々の収支から自由に使える額を可視化することが重要です。家計簿アプリなどを使って、家計の見える化ツールを活用すると管理がしやすくなります。

しっかり管理した上で生活防衛資金医療費将来の備えを確保し、余剰分をイマ活に充てるといざというとき困りません。本当にやりたいことに優先順位をつけて、限られた予算を最大限に活かすようにします。

例えば月3万円や年間30万円など、現実的なラインを設定してみましょう。貯蓄や収入を使い切るわけではなく、あくまで余剰資金の範囲内で楽しむことが大切です。毎日の小さなぜいたくと、たまの大きな体験のバランスを考えましょう。

体力と健康に配慮した活動設計

自分の体力や健康状態を正確に知ることが、イマ活を長く続ける秘訣です。やりたいことできることのすり合わせを行い、無理のない範囲で活動しましょう。

かかりつけ医との相談や健康診断結果の活用も大切です。イマ活として運動を始める場合も医師からアドバイスをもらっておくといいでしょう。運動経験がない人なら、いきなりランニングではなくウオーキングからといった配慮も必要です。

旅行をしたいならハードな旅行を計画する前に、近場から始めて徐々に範囲を広げていきます。旅行日程を組む際には、休憩時間や予備日を多めに取ることを心がけましょう。

家族や周囲との良好な関係維持も大切

パートナーや家族との価値観のすり合わせは、イマ活を円滑に進める上で欠かせません。自分だけが楽しむのではなく、お互いの楽しみとして提案すると理解を得やすくなります。

円満に過ごすためにも、勝手にイマ活を始めるのではなく、ちゃんと話すことが大切です。「一人勝手に楽しんでいる」とどちらかに不満が出ると、関係に亀裂が出る恐れもあります。

時には一緒に楽しめる旅行を計画するのもいいでしょう。別の趣味がある場合は、お互いの時間を尊重するようにします。

さらに子どもが「突然浪費している?」と心配するかもしれません。余計な心配をかけないためにも、人生の充実のために計画的にお金を使っていることを伝えましょう。透明性のあるコミュニケーションが、家族の不安を和らげます。

家族や周囲との関係を大切にしながら、自分らしいイマ活のスタイルを見つけていくことが、長く楽しむコツです。

イマ活を始めるための3ステップ

イマ活に興味はあるけれど、何から始めればよいか分からないという方も多いでしょう。無理なく始められる3つのステップを紹介します。

ステップ1: 自分のやりたいことを書き出す

まずは、優先順位をつけずに思いつく限りやりたいことを列挙してみましょう。昔やりたかったけれどあきらめたこと、ずっと気になっていたこと、最近興味を持ったことなどを書きだします。「できないかも」と思わないで、ひとまずは書いてみることがポイントです。

リストができたら、それぞれの項目について「なぜやりたいのか」「どんな気持ちになれそうか」を考えてみましょう。紙に書き出すことで、自分が本当に求めているものが見えてきます。

「やっぱりこれがやりたい!」と感じるかどうかが、イマ活選びの重要なポイントです。

ステップ2 :予算、体力、時間の現実を確認する

ステップ2は無理なく実現できる範囲を見極めること。やりたいと思ったことについて、必要な予算や体力、時間を具体的に考えてみましょう。

やりたいことが複数あるなら、今すぐできることと、準備が必要なことに分類すると行動計画が立てやすくなります。
例えば、海外旅行は準備が必要な項目、地元の美術館めぐりは今すぐできる項目といった計画です。

予算については、自分のイマ活予算の範囲内で実現できるものを優先します。体力については、自分の健康状態を正直に評価し、無理のない活動を選びましょう。
例えばいくら運動がしたいと思っても、かかりつけ医に止められていたらできません。時間については、週に何回、月に何日使えるかを現実的に考えます。

ステップ3: 小さく始めて徐々に広げる

やりたい趣味があるならまずは体験教室からスタートするといいでしょう。実際にやってみると、自分に合っているかどうかや満足度を確かめられます。

「楽しかったらやってみよう」という程度で気軽に取り組むことがコツです。経験を踏まえて、徐々に範囲を広げていきます。小さな成功体験を積み重ねることで、イマ活への自信がついてきます。

さらに、新しい活動を通じて仲間ができることもあります。交際範囲が広がっていくのもイマ活の魅力だといえるでしょう。

自分らしいイマ活をはじめてみては?

「イマ活」は、60代以降のシニアたちが元気なうちに「今を楽しもう」という価値観のもと、自分を喜ばせる能動的な生き方です。将来への備えである終活とイマ活は対立するものではなく、両立させることができます。

予算家族との関係体力配分という3つのバランスを保ちながら、無理のない範囲で始めることが長く楽しむ秘訣です。60代からの人生を我慢の時間ではなく充実の時間に変えるイマ活は、特別な人だけの体験ではありません。

まずは月1回のちょっと豪華なランチや美術館めぐりをしたり、ちょっとだけ自愛を意識してみたりなどから始めて、自分らしい一歩を踏み出してみてくださいね。

参考文献・サイト
・2025-2026 ハルメク シニアトレンドを発表! | 株式会社ハルメクホールディングス
https://www.halmek-holdings.co.jp/news/press/2025/eewehwe-1u84/
・「イマ活」とは?シニア世代が「今を楽しむ」ための新しいライフスタイル – 「キャリア65」コラム
https://career65.net/article/2025/12/08/1858/
・第6回 シニアは本当に節約思考?——令和シニアの「現役感」あふれる消費ポテンシャル | JAAA REPORTS
https://jaaareports.jaaa.ne.jp/post/senior2025-06
・観光統計・白書 | 観光統計・白書 | 観光庁
https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo.html

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