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公民・社会を学び直したい大人へ|おすすめ本・サイト・勉強法を紹介

本記事では、公民または社会を学び直したい大人に向けて、

  • 学び直すことで日常生活がどう変わるか
  • どこから始めればいいか
  • レベル別のおすすめ本・サイト・動画

上記3点をまとめました。

「公民や社会を学び直したいけれど、どこから始めたらいいかわからない」という方は、本記事をぜひチェックしてみてください。

目次

大人になってから「公民」を学び直すメリットとは?

公民・社会の知識は、いわばニュースを読むための基礎知識です。

財政赤字」「三権分立」「条例と法律の違い」といった基礎概念を持っているだけで、ニュースへの理解度がグッと高まります。

そうなれば、難しいニュースへの苦手意識もなくなり、能動的に社会の仕組みについて学ぼう、と思えるようになるでしょう。

投票がもっと「自分ごと」になる

政治参加への意識が高まる、という利点もあります。

選挙のたびに「誰に入れていいかわからないから行かない」という人がいますが、実はそれは、情報不足からくる思考停止かもしれません。

政治の仕組み(国会・内閣・司法の役割、予算の決まり方、地方自治)を知ると、「どの政策が自分の生活に直結するか」が見えてきます。

そうなると、投票は「面倒な義務」から「自己表現」「より良い未来を作るためへの社会参加」に変わるでしょう。

家庭・職場・お金の問題の解決手段が見つかりやすくなる

公民は法律・経済・政治の入り口でもあります。
例えば、

  • 賃貸契約に納得のいかない条項があったとき
  • 職場でハラスメントに遭ったとき
  • 税金の控除について確定申告で迷ったとき

こんな時にも、中学公民レベルの知識があるだけで、解決策に辿り着きやすくなります。

【レベル別】公民・社会科の学び直しにおすすめの本・参考書

次に、学び直しを決めた人におすすめの本をご紹介します。

STEP 1|まず全体像をつかみたい人へ(入門〜中学レベル)

『中学公民が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)

中学生向けに書かれていますが、大人が読んでも「あ、そういうことか」と腑に落ちる説明が多い定番の本です。イラストや図表が豊富で、読み物感覚で通読できます。公民の全体像をざっと把握したいときの最初の一冊としておすすめです。

『日本国憲法』(岩波文庫版など)

「本として読む」ことを薦めるのは意外かもしれませんが、憲法の条文を一度通して読んでみることには価値があります。「第何条に何が書いてあるか」をうっすら知っているだけでニュースの解像度が変わります。薄いので、休日の午前中に読み切れるでしょう。

『マンガでわかる政治・経済』(各社)

学研・ナツメ社などから出ているマンガ形式の政経解説本は、抵抗感なく読み始めるための入り口として優秀です。文字が多い本に手が伸びない時期のウォームアップとして使えます。

STEP 2|基礎が固まったら読みたい(中学〜高校・一般教養レベル)

『政治・経済用語集』(山川出版社)

受験用ですが、辞書的に使える定番の一冊です。「この言葉、ニュースで出てきたけど意味がぼんやりしている」というときに、辞書として引くのに便利です。一冊手元に置いておくと安心感があります。

『日本の統治機構』(中公新書 待鳥聡史著)

「なぜ日本の政治はこうなっているのか」を、仕組みのレベルから解説した一冊です。現実の政治がどう動いているかを知りたい人に向いています。新書なので読みやすく、読後には新聞の政治面が一段階「読める」ようになるでしょう。

『高校生からわかる「日本国憲法」』(河合塾シリーズ)

憲法の条文を、具体的な事例(判例)と結びつけながら解説した本です。「表現の自由ってどこまで許されるの?」「プライバシー権ってどんな権利?」などの身近な疑問に対する答えが載っているので、ハッとすることも多いでしょう。

『経済ってそういうことだったのか会議』(佐藤雅彦・竹中平蔵著、日本経済新聞出版)

対話形式で経済の基礎を説明した超ロングセラーです。堅い本が苦手な人でもするすると読める優しい語り口で、「お金の動き」「企業とは何か」「市場とは何か」といった根本的な問い解説してくれます。

STEP 3|もっと深く考えたい人へ(教養・社会批評レベル)

『民主主義とは何か』(宇野重規著、講談社現代新書)

「民主主義」という言葉を、歴史と思想の文脈から丁寧に問い直す一冊です。「多数決が民主主義じゃないの?」という疑問から始まり、少数意見の尊重、熟議、代議制の限界まで議論が広がります。

『正義論』または『これからの「正義」の話をしよう』(マイケル・サンデル著)

共にサンデル教授の名著です。後者は日本でも大ヒットしたので、読んだことがある方も多いかもしれませんが、公民の学び直しをしたあとで再読すると、初読とはまた違う景色が見えてきます。

『格差社会』(橘木俊詔著、岩波新書)

税・社会保障・労働政策が現実の格差にどうつながっているかを、データを示しながら論じた一冊です。

【無料〜格安】公民・社会の学び直しにおすすめのサイト・動画

次に、役に立つ無料の学習サイトや動画をご紹介します。

サイト

NHK for School(nhk.or.jp/school)

NHKが提供している教育コンテンツで、中学公民の単元をテーマ別にわかりやすく解説した動画が無料で視聴できます。「大人が見るものじゃない」と思いがちですが、5〜10分の動画で核心がコンパクトにまとめられているため、むしろ忙しい大人にちょうどよい動画です。

スタディサプリ(勉強用)

中学・高校の授業をプロ講師が解説する動画学習サービスです。月額数百円〜のサブスクですが、公民・政経の授業動画はクオリティが高く、「学校の授業を受け直したい」感覚に一番近い体験ができます。スキマ時間にスマホで視聴できる点も◎です。

総務省「社会生活統計指標」「政府統計の総合窓口(e-Stat)」

日本の統計データを実際に見てみると、「少子化ってどのくらい進んでいるの?」「社会保障費って国の予算のどのくらい?」という問いに自分で答えを出せるようになります。

法令データ提供システム(e-Gov法令検索)

気になる法律の条文を、実際に検索して読んでみるだけで「法律ってこういう言葉で書かれているのか」という実感が得られます。

YouTube・動画

「予備校のノリで学ぶ『世界史・公民』」(ノリスタ)

受験生向けのわかりやすい解説動画ですが、大人の学び直しにも十分使えます。板書を使ったテンポのいい授業スタイルで、ながら見にも向いています。

大人の「学び直し」を長続きさせるための3つのコツ

最後に、大人の学び直しを長続きさせるコツについて確認しましょう。

「わからなくて当然」から始める

学び直しの最初の壁は、「こんなこともわからないのか」という落ち込みです。

でも学んでいないことを知らないのは当然ですし、大昔に学んだことを忘れるのも当然です。自分を責めずに、「わからなくて当然」だと考えましょう。

「ニュースからの連想」で学ぶ

テキストを最初から最後まで通読しようとすると、途中で力尽きることが多いです。
代わりに、ニュースで気になったことを「検索のきっかけ」にする方が長続きします。

「今日、国会で予算委員会の話が出ていた。そういえば予算ってどう決まるんだっけ?」→参考書を開く。
この小さなサイクルを繰り返すだけで、3ヶ月後には確実に教養レベルが高まっています。

「アウトプット」を一行でいいのでする

参考書を読んだだけでは知識は定着しにくいです。アウトプットしましょう。といっても、難しいレポートを書く必要はありません。

読んで「へえ」と思ったことを、メモアプリに一行書く家族に「こういうことらしいよ」と話す。それだけで記憶の定着率は大きく変わります。

インプットとアウトプットを1対1にするのが理想と言われますが、最初は9対1でもかまいません。

公民・社会を学ぶことは、主体性を取り戻すこと

ニュースが読める。投票の意味が見える。自分の権利と義務がわかる。税金の行方がわかる……そういった一つひとつの「わかる」が積み重なると、社会との関わり方が少しずつ変わっていきます。

大げさに言えば、それは「受け身の市民」から「主体的な市民」への移行と言えるかもしれません。

まずは手に取りやすい一冊から、あるいはNHK for Schoolの動画を一本見ることから始めてみましょう。

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