「もう一度、大学でちゃんと学びなおしたい」「学びたい分野はあるけど、社会人におすすめの大学ってあるの?」と思ったことはありませんか?
実は、最近多くの社会人が学び直したいと考え、40代・50代・60代から学び直すことは、決して珍しいことではありません。
文部科学省の調査でも、学び直しである社会人学生の数は年々増加しており、40代・50代・60代の女性たちが新たな知を求めて大学の門をくぐっています。
本記事では、社会人の学び直しにおすすめの大学について、わかりやすく解説していきます。
一緒に、あなたにぴったりのおすすめの大学を見つけましょう!
【解説】年代別・学び直しを考えるきっかけと目的

同じ「学び直したい」でも、40代・50代・60代では、背景も目的も少し違います。まずは、それぞれの年代のリアルな学び直しの動機を見てみましょう。
40代女性の学び直し:将来への投資や専門性の向上
40代は、仕事でも家庭でも責任が最も重くなる時期です。同時に、「このままでいいのだろうか」という問いが芽生えやすい年代でもあります。
よくある動機
- キャリアチェンジに必要な資格を取りたい(社会福祉士、看護師、キャリアコンサルタントなど)
- ずっと気になっていた分野(心理学、法律、デザイン)を本格的に学びたい
- 職場での昇進・転職に向けて専門性を高めたい
- 子育てが一段落し、「自分の時間」が戻ってきた
50代女性の学び直し:「第二の人生」の設計図を描く
50代は、定年・更年期・子どもの独立といった大きな変化が重なる時期です。「これから何十年をどう生きるか」を考えるタイミングが自然に訪れます。
よくある動機
- 定年後の起業・独立に向けた知識習得
- 社会とつながり続けるための専門性
- 健康・栄養・福祉分野など、自分の関心と社会貢献が重なる領域を学びたい
- 「昔やりたかったこと」に再チャレンジしたい
50代の学び直しは、第二の人生を見据えたものになることが多いようです。
60代女性の学び直し:「知ること」そのものが喜びになる
60代以降の学び直しは、資格やキャリアより「知的好奇心の充足」「コミュニティへの参加」「生涯現役でいるための刺激」が動機の中心になることが増えます。
よくある動機
- 歴史・文学・哲学など、教養を深めたい
- 孤独を感じないためのコミュニティを作りたい
- 認知機能の維持・脳の活性化のために勉強したい
- ボランティア・地域活動に活かせる知識を得たい
60代の学び直しは知的好奇心やコミュニティに貢献したいという気持ちが動機になることが多いようです。
「仕事と両立できる?」「周りから浮かない?」不安にお答えします!
大人になってから大学に入るとなると、さまざまな不安が頭をよぎるでしょう。ここでは、よくある不安に率直にお答えします。
社会人の学び直しにおすすめの大学・プログラム
次に、社会人の学び直しにおすすめの大学をご紹介します。
定番の通信制大学
放送大学
国立大学法人として最も規模が大きい通信制大学です。授業料は他と比べてリーズナブルで、文化・社会・心理・情報・生活など幅広い学部があります。「まず試してみたい」という方には科目履修生という選択肢もあります。
慶應義塾大学通信教育課程
歴史ある通信制大学の老舗です。法学部・文学部・経済学部の3学部で、正規の慶應大卒業資格が取れます。難易度は高めですが、ブランド力と教育の質の高さで人気のある大学です。
日本大学通信教育部
学部の種類が多く、文理・法律・商学・教育・理工など多様です。全国にスクーリング会場があり、地方在住の方にも利用しやすいという利点があります。
聖徳大学・聖徳大学大学院(通信)
教育・保育・音楽・心理など、女性に人気の高い分野に強みがある大学です。保育士・幼稚園教諭・社会福祉士など複数の資格を同時に目指せるコースも充実しています。
八洲学園大学
司書・学校図書館司書教諭の資格取得に特化した通信制大学です。本が好き、図書館で働きたい、という方には最適です。
キャリアアップ・資格取得を目指す場合におすすめの大学
心理カウンセラーを目指す
公認心理師・認定心理士の資格が取れる大学を選びましょう。
例:放送大学・駒澤大学・明星大学(通信)
福祉職に転職したい
社会福祉士・介護福祉士の資格が取れる大学を選びましょう。
例:日本福祉大学通信・東北福祉大学通信
図書館で働きたい
司書の資格が取れる大学を選びましょう。
例:八洲学園大学・近畿大学通信
教員免許を所得したい
小中高各種免許が取れる大学を選びましょう。
例:玉川大学通信・佛教大学通信
経営・ビジネスを極めたい
MBAや経営学修士が取れる大学を選びましょう。
例:グロービス経営大学院・多摩大学大学院
法律の知識が学びたい
法学部のある大学、もしくは行政書士の資格が取れる大学を選びましょう。
例:慶應通信・中央大学通信
教養・好奇心を満たすために学びたい場合は?
「資格は別にいいけれど、深く学びたい」という方には、以下も選択肢に入ります。
大学のオープンカレッジ・公開講座
正式入学せず、興味のある講座だけ受講するのも手です。立教大学・武蔵野大学・早稲田大学など多くの大学が公開講座を開設しています。
NHK学園オープンスクール
通信教育の草分け的存在です。文学・歴史・写真・生け花まで幅広く学べます。
e-Learning各種プラットフォーム(Coursera、edX、Udemyなど)
海外の名門大学のコースも日本語字幕つきで受講可能です。
大学選びの7つの方法とポイント

最後に、大学選びの7つのポイントを確認しましょう。
1. 「目的」を先に決める
資格取得を目指すのか、キャリアアップを目指すのか、教養を深めたいのか、コミュニティを求めているのか、目的をはっきりさせましょう。目的によって選ぶべき大学の種類が変わります。
2. 学習スタイルを確認する
「動画授業だけで完結するか」「対面授業が必須か」「試験はどこで受けるか」を必ず確認しましょう。地方在住の方は特に、場所と頻度は続けるための重要なポイントになります。
3. 卒業率・サポート体制を調べる
通信制大学は、入学しても卒業まで続けられる人が少ない傾向があります(一般的に卒業率10〜30%ともいわれます)。学習サポートや卒業生のコミュニティが充実しているかを事前に確認しましょう。
4. 費用の総額を計算する
授業料だけでなく、交通費・教材費・試験受験料なども含めた「総額」で比較をしてみてください。4年間で総額100万円以上になることもあります。奨学金や教育訓練給付金(厚生労働省制度)の活用も検討しましょう。
5. 資格取得は「指定校」かどうかを確認
社会福祉士・保育士・教員免許など、国家試験の受験資格が得られるためには「指定校」であることが必要です。必ず確認しましょう。
6. まず「科目等履修生」や「公開講座」で試す
いきなり正規入学しなくても大丈夫です。1〜2科目を履修して「この大学・この分野が自分に合うか」を確かめてから入学を決める方法が、後悔しにくい選択につながります。
7. 「卒業後の自分」を具体的にイメージする
学び始める前に、「3年後の自分はどう変わっていたいか」を言語化しておくことをおすすめします。モチベーションが落ちたときに、この問いに戻ることが続けるエネルギーになります。
社会人の学び直しは「人生を豊かにする最善の投資」
「今さら学んでどうするの?」という声が、自分の中から聞こえることがあるかもしれません。でも、学ぶことに「今さら」はありません。
過去は変えられないけれど、「これからどう生きるか」は今この瞬間から決められるのです。
学び直しを通して、資格取得でキャリアを変える人もいれば、深く学ぶことで「自分が何に興味を持っているか」を再発見する人もいるでしょう。「一緒に学ぶ仲間と出会えた」「人生の後半が楽しくなった」という声も多く聞きます。
卒業などのゴールに到達したときだけでなく、学んでいる過程そのものが人生を豊かにしてくれます。
まずは、気になる大学のパンフレットを請求するところから始めてみませんか?



