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「ご自愛消費」で自分のことを大切に!大人におすすめの実践例を紹介

最近「ご自愛消費」という言葉が話題になっているため、詳しく知りたい人もいるのではないでしょうか。

「ご自愛消費」とは、誰かのためではなく自分の体調や快適さ満足度(QOL)を上げるために、納得してお金を使う消費活動のことです。子育てや家事、仕事、家族の世話など長年ずっと誰かのためにお金と時間を使ってきた世代が、少しずつ自分自身に目を向け始めています。

そこで、この記事ではご自愛消費について詳しく解説するとともに、無理なくできる具体的な実践方法も詳しくご紹介します。

目次

そもそも「ご自愛消費」とは?

まずは、ご自愛消費が何かをチェックしていきましょう。

「ご自愛消費」のポイントは「誰かのためではなく自分の快適さのためにお金を使う」、つまり「自分へのご褒美」ということです。

「誰かのため」から「自分のため」に変えていく生き方

ご自愛消費とは自分の快適さを求め、好きなものや好きなことに納得してお金を使う消費スタイルを指します。自分のためにちょっといいものを買いたい、という「自分へのご褒美」というとわかりやすいでしょう。

特に50代60代女性の消費活動は、これまでパートナーや子ども、親のためなど「自分以外の誰か」が対象になるケースが多かったのではないでしょうか。

しかし、ご自愛消費は自分以外ではなく「自分自身のためにお金を使うこと」です。「自分が快適であること」を優先した選択をするのです。もちろん高額なものを買わなくてはいけないというわけではありません。

大切なのは金額ではなく「自分にとって価値がある」ことにお金を使うという点です。

「納得して使う」というメリハリ

ご自愛消費は、節約も我慢もせずに贅沢しようというものではありません。むしろ、節約するところは節約しつつ「ここに使うことには意味がある」と感じたものには、納得してお金を出すことに意味があります。

スマホは格安プランだけれど、10万円のコートが自分にとって意味があるなら思い切って買うというメリハリです。

メリハリある使い方こそが、ご自愛消費の特徴であり、当然衝動買いや惰性の買い物とも異なります。「これを買ったら明日の自分が少し楽になる」「これを試したら鏡を見るのが楽しくなる」という、自分の喜びや楽しさが元にあるのです。

「ご自愛=わがまま、うしろめたい」ではない

「自分のためにお金を使うのは気が引ける」と感じる方もいるかもしれません。しかし、自分の体や心の状態が整っていると、家族との関係が穏やかになり、毎日の暮らしがより豊かになります。

ご自愛消費は、わがままや自己中心的な行動とはまったく異なるのです。自分を大切にすることが、まわりの人を大切にすることにもつながるといえるでしょう。

そのため、ご自愛消費はわがままやうしろめたさを感じるどころか、むしろ前向きに取り組むべき「自分への投資」だといえます。

大人世代でご自愛ブームが広がっている理由

ご自愛ブームが今、特に60代前後の世代で広がっているのには、時代的な背景があります。なぜこのタイミングなのか、3つの視点で整理してみましょう。

物価高でも「価値あるものには投資する」メリハリ支出が定着

食品や光熱費の値上がりが続いています。しかし、2024年度「国内消費者意識・購買行動調査」によれば、消費者全体で「コストパフォーマンスを意識」「節約と贅沢のメリハリをつける」と回答した人が増加傾向にあるという結果が出ています。

つまり、節約できるところは節約して、代わりに「本当に自分が価値を感じるもの」にお金を使うメリハリ消費が、ご自愛ブームの土台を作っているのです。

安いものを漫然と買い続けるより、少し高くても「これでよかった」と思えるものを選ぶ方が、結果的に満足度が高いと気づいた大人世代ならではの消費感覚といえるでしょう。

実際、安く購入できたと思ったTシャツなどがすぐにヨレヨレになり、結局ムダだったという経験もよくあるのではないでしょうか。

子育て・仕事が一段落、「自分の番」という意識の高まり

60代前後は「子どもが独立した」「仕事の第一線を退いた」「介護が落ち着いた」という人も多くいます。ようやく「自分のためだけに時間とお金を使える」タイミングを迎える世代ともいえるでしょう。

シニア向け人気女性誌「ハルメク」のシンクタンク「生き方上手研究所」が2025年末に発表したシニア女性のトレンドキーワードでも、「ご自愛消費」が2位に入っています。

つまり「自分のために時間もお金も使いたい」という前向きな姿勢が強まっていることなのです。長年後回しにしてきた「自分の番が来た」と、実感しているともいえます。

健康寿命のため自分を整える活動

長生きするなら、元気で楽しく生きたい」という意識は、今の60代に強く根付いています。単純に長寿を目指すのではなく、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」を意識した生き方が広がっているのです。

つまり快眠グッズや腸活、再点火メイクなど、「今の自分を整える」ことへの投資につながっています。自分を整えているのは自分自身へのケアにもなるため、不調に気づきやすい点もメリットです。

ご自愛消費は、健康寿命を伸ばすための実践的な行動でもあるといえます。

60代男女に人気!ご自愛消費の具体例

実際に「ご自愛消費」としてどんなものが選ばれているのでしょうか。60代男性・女性の間で人気の高い4つのカテゴリーをご紹介します。

疲労回復へのご自愛「リカバリーウェアや良質な寝具などへの投資」

今、60代などシニア層を中心に注目を集めているのが、着るだけで疲労回復をサポートするリカバリーウェアです。

代表的なブランド「BAKUNE(バクネ)」は、一般医療機器として届出済みの機能性繊維「SELFLAME®」を使用しており、血行促進・疲労回復の効果が期待できるとされています。

シニア世代にとって「年齢とともに眠りが浅くなり、朝起きても疲れが取れない」「目が覚めてしまう」という悩みは珍しくありません。だからこそ、「翌朝の元気」に投資するという意識でリカバリーウェアや高品質な枕、マットレスを選ぶ方が増えています。

快眠や健康という価値を実感できるアイテムへのニーズは、ご自愛ブームの中でも特に高まっているカテゴリーです。

自分の魅力を引き出したいご自愛「講座・パーソナルカラー診断」

「若作り」ではなく、「今の自分の魅力を最大限に引き出す」ことへの関心が高まっています。この動きは「再点火メイク」と呼ばれ、ハルメク生き方上手研究所が2025〜2026年のシニア女性トレンドキーワードの一つとして発表しました。

50代以上の美容系YouTuberやインフルエンサーの増加、シニア向けメイク教室の登場など、ロールモデルも増えてきています。パーソナルカラー診断を受けて自分に似合う色を知る、メイク講座でアゲテクを習得するといった「使い方・似合わせ方への投資」も、ご自愛消費です。

鏡を見るのが楽しくなる、メイクするのが楽しいという体験そのものが、毎日のQOLを上げてくれます。

食・腸活・栄養のご自愛「少し良い食材やサプリへのこだわり」

何を食べるかが自分の体を作る」という意識が、コロナ禍以降、大人世代にも広く浸透しました。毎日の食材を少しだけ質の良いものにする、発酵食品や腸活食材を意識して選ぶ、必要な栄養素をサプリで補うといった行動が、日常の中に溶け込んできています。

高価なものばかり食べるというより、「自分の体に合うもの」「本当に効果を感じられるもの」を選ぶ姿勢が特徴的です。物価が高くなっていることもあり、食費全体は節約します。しかし、ポイントを絞って質の良いものを選ぶメリハリは、まさにご自愛消費の精神そのものといえます。

体を動かす・整えるご自愛「ヨガ・ピラティス・温活・姿勢サポート」

体のメンテナンスへの関心もご自愛消費につながります。たとえばヨガやピラティスの教室に通う、温活グッズで体を温める、姿勢サポートグッズを取り入れるなどです。すべて、「今の自分の体をちゃんといたわる」という行動だといえるでしょう。

激しい運動よりも、無理なく続けられるヨガやピラティスなどゆったりと体を動かすセルフケアが好まれる傾向があります。温活グッズは、体を温めて血行不良などを期待するものです。発熱や保温効果のある靴下、充電式湯たんぽなどに人気が集まっています。

また姿勢サポート製品は、スマホなどを見て猫背になりがちな昨今のご自愛消費のアイテムとして注目されています。

ご自愛消費を上手に取り入れる3つのヒント

「ご自愛消費ってよさそうだけど、どこから始めればいいの?」「やりたいけど自分は節約しないと……」という方に向けて、日常に取り入れやすいヒントを3つお伝えします。

「自分のためなんて申し訳ない」という罪悪感をもたない

自分にお金を使うことへの罪悪感は、多くの大人世代が抱えている感情ではないでしょうか。しかし、罪悪感を持ったり「家族がいるのに」「もう若くないのに」と遠慮したりする必要もありません。

ご自愛消費は自分のためのようでいて、結局は周囲の人のためにもなるのです。自分の体と心を整えて元気になれば、家族や友人にもやさしく接することができますよね。

つまり、まわりの人との関係を豊かにすることにもつながります。ご自愛消費は、誰かを犠牲にする贅沢ではなく、自分という人間を大切にするための選択です。まず「自分のためにお金を使っていい」という許可を自分自身に出すことが、ご自愛ブームに乗るための第一歩です。

効果を実感しやすいものから少しずつご自愛消費にチャレンジ

いいものだからといって、いきなり高額なものに挑戦する必要はありません。まずは「翌朝に差を感じられそう」「毎日使うものが少し良くなる」という小さな変化から始めてみましょう。

たとえば、いつものドラッグストアのシャンプーを少しだけ質の高いものに変える、ぐっすり眠れそうな枕を試してみる、温活ソックスを履くなども立派なご自愛消費です。

効果を自分の体で実感できると、「これが自分への投資なんだ」という感覚が育っていきます。その積み重ねが、ご自愛消費を日常の習慣にしていく近道です。

節約と投資を意識的に分けてご自愛消費を続ける

ご自愛消費で大切なのは「すべてにお金をかける」ことではありません。締めるところは締めて、使うところにお金をかけるということがポイントです。

たとえば、外食を減らした分をリカバリーウェアに充てる、日用品をまとめ買いでコストを抑えた分をメイク講座に使うといった方法があります。

どこに価値を置くかを自分で決めて、迷わず投資するというメリハリ感覚が、満足度の高いご自愛消費を続けていく秘訣です。

ご自愛消費は、大人世代の新しい生き方の一つ

ご自愛ブームは、一過性のトレンドではありません。大人世代のライフスタイルや価値観の変化を背景に、これからも広がり続けると考えられています。

「老後のため」だけでなく「今の自分のため」に使う時代へ

従来までの多くの大人世代のお金の使い方は、「老後のための貯蓄」や「子どもへの支援」に傾きがちでした。もちろん、老後や子どもも大切なことですが、今の60代は、「元気なうちに、今を楽しみたい」という意識が非常に強い世代でもあります。

「将来のため」に今を我慢ばかりで過ごすのではなく、「メリハリをつけて今の自分が喜ぶ」ことにもしっかり投資する。バランスを取ることが大切です。結果的にご自愛消費が豊かな70代を作っていくのだといえるでしょう。

自己投資としてのご自愛消費、自己肯定感にもつながる

ご自愛消費がもたらすのは、商品やサービスの効果だけではありません。「自分のために選んだ」という行為そのものが、自己肯定感を育てます。たとえば、リカバリーウェアで朝スッキリ起きられると1日元気に過ごせるようになるはずです。

さらに、再点火メイクで鏡を見るのが楽しくなる、腸活で体の調子が整うといったことが「自分を大切にしている実感」につながっていきます。人にほめられなくても、自分の気持ちが高まることがご自愛消費のポイントです。

自分にとって価値がある選択で「ご自愛消費」を

「ご自愛消費」とは、自分自身のために納得してお金を使う消費スタイルです。物価高の中でも節約と投資のメリハリをつけながら、「本当に価値があるもの」に集中して使うことが特徴で、60代前後の世代を中心に広がっています。

「リカバリーウェアで睡眠の質を上げる」「再点火メイクで今の自分の魅力を引き出す」「腸活や温活で体を整える」などがご自愛消費であり、自分の体と心をいたわる行動なのです。

ご自愛消費は特別なことではなく、毎日の小さな選択の積み重ねです。「これは自分にとって価値がある」と思えるものを、一つずつ試してみてください。

参考文献・サイト
・シニア女性のトレンドキーワード2026「イマ活」「再点火メイク」「ご自愛消費」|ウーマンズラボ(2025年12月8日)
https://womanslabo.com/trend-251208-2
・2024年度「国内消費者意識・購買行動調査」|デロイト トーマツ グループhttps://www.deloitte.com/jp/ja/Industries/consumer/research/consumer-behavior-survey-2024.html
・2025年の消費トレンドと消費動向予測11選 – Shopify 日本
https://www.shopify.com/jp/blog/consumer-trends

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