「大人の英語学び直し挑戦したい」「社会人だけれど学生英語に挫折したから勉強したい」と思っていても、なかなか一歩が踏み出せないこともありますよね。
でも大丈夫。実は、大人になってからの英語の学び直しにはコツがあるのです。
この記事では、「何から始めればいい?」という初心者の方に向けて、無理のない学び直しの始め方や、学習を続けるコツ、おすすめの学習スタイルも交えてご紹介します。
大人からの英語の学び直しは遅くない
「大人から英語の学び直しをしても、もう遅いのでは」と感じている方もいるでしょう。しかし、大人だからこその強みを知れば、英語の学び直しも楽しくなります。
「記憶力」より「理解力」大人の脳は英語学習に向いている
実は大人の脳は英語学習に向いていると考えられています。「大人になると記憶力が落ちるから、英語なんて無理」と思いがちですが、思い込みなのです。
確かに新しいことを瞬時に覚えるスピードは若い頃より落ちることがあります。しかし長年の経験から積み上げてきた語彙力や理解力、物事を深く読み取る力は60歳頃まで上昇し続けることが研究でわかっています。
つまり大人の脳は、英語を「丸暗記する」のは苦手でも、「理解して身につける」ことは得意なのです。
人生で積み重ねてきた豊富な経験や知識は、英語を覚えるときの強力な味方になります。理解し納得し、そして自分の経験と結びつけて覚える学び方が、大人の英語学び直しをぐっとラクにしてくれます。
完璧に話せなくても大丈夫
英語を話すことへの抵抗感は、大人世代に限らず多くの日本人に共通する悩みです。「間違えたら恥ずかしい」「発音が変かも」という気持ちは誰にでもあります。しかし、たどたどしくても伝えようとする気持ちの方が大切ですし、意外と通じるものなのです。
間違いを笑い飛ばせるおおらかさ、恥ずかしさより好奇心を優先できる度量は、人生経験豊富な大人だからこそ持てる大きな強みだといえます。多少間違えても気にせず、リラックスして英語を楽しむ姿勢そのものが、上達を後押しするはずです。
大人の英語学び直しを無理なく続けるコツ
英語の学び直しを始めようと思っても、「続けられるかどうか」は心配ですよね。しかし大人に合ったコツを知るだけで、英語学習は継続できて楽しくなります。
小さなルーティンが続けるコツ
英語学習を続けるコツは「小さなルーティン」を生活に取り入れること。完璧を目指さずに、ほんの5分でもOKといったルーティンがおすすめです。
「朝のコーヒータイムにアプリを開く」「寝る前に参考書を1ページ読む」などはそれほど負担になりません。単語1つでも覚えるだけでも大丈夫です。
「1日5分でも毎日続ける」という習慣が、コツコツ積んできたという自信につながります。たとえ数日開いてしまう日があっても、自分を責めないことも大切です。
好きなことや趣味とつなげると飽きない
自分の好きなことや趣味と英語をつなげるのも、大人が学習を続けるコツです。
具体的には、
- 旅行好きな方なら、行きたい国の観光地やレストランを英語で調べる
- 料理が好きなら料理レシピを英語で読んでみる
- 海外の人が発信するハンドメイドや料理の動画を、字幕なしで観る
- 好きな海外ドラマを字幕なしで観る
というったことがおすすめです。
「英語で何かをする」という体験型の学習こそが、大人のモチベーションを持続させます。英語学び直しの目的は人それぞれですが、目的と学習内容が直結しているほど、楽しみに変わっていきます。
インプットから少しずつアウトプットへ
インプットに慣れてきたら、英語を話す「アウトプット」に移行するとさらに楽しくなってきます。
一人でできる方法としては、英語音声を聞きながら真似して発音する練習であるシャドーイングです。シャドーイングは音声知覚の向上に効果があり、英語の音とリズムを体に染み込ませるのに役立ちます。「海外の人と話してみたい」と感じたらオンライン英会話などを始めると、さらに発音やリスニングが磨かれます。
また、英語で日記を書くといったアウトプットもおすすめです。最初は2,3行でもだんだん長く書けるようになります。
同世代の仲間と学ぶと、英語が何倍も楽しくなる
英語を学ぶ仲間を作るのも、学習を続けるうえで効果的な方法です。もちろん独学でも英語は習得できますが、一人で続けるよりも、仲間がいるほうが挫折しにくくなります。
モチベーションが下がったときも、励まし合える相手がいれば大きな支えになるでしょう。地域のカルチャーセンターや英語サークル、オンラインの学習コミュニティに参加すれば、同じ目標を持つ仲間と出会える機会が広がります。
英語学習コミュニティでは、英語について相談したり、小さな成長を一緒に喜んだりできます。同じ目標を持っている仲間と励まし合うだけで、「また頑張ろう」と気持ちが切り替わるものです。
さらにSNS上で英語学習の記録を発信すると、まったく知らない人が応援してくれることも多く、継続につながりやすくなります。
大人におすすめの英語の学び直し方法:カルチャーセンター

英語を学び直したいと思っても、「独学だけでは続くか不安」「いきなりオンライン英会話は少しハードルが高い」と感じる方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、地域のカルチャーセンターを活用する方法です。
カルチャーセンターの英語講座は、初心者向けや年代別など、レベルや目的に合わせて選びやすいのが魅力です。先生に直接質問できる安心感があり、わからないところをその場で解消しながら学べます。決まった曜日と時間に通うことで、英語学習を生活の中に自然に組み込みやすくなるのもメリットです。
また、同じように「もう一度英語をやり直したい」と考えている人と出会いやすいのも、カルチャーセンターならではのよさといえます。一人では気持ちが途切れやすい学習も、同じ教室で学ぶ仲間がいることで、前向きに続けやすくなるでしょう。
自宅学習に加えて、こうした「通う学び」を取り入れることで、英語との距離がぐっと縮まり、成果も感じやすくなるでしょう。
独学に不安がある方は、近所のカルチャーセンターで開かれている英語講座をチェックしてみるのもおすすめです。
大人におすすめの英語の学び直し方法:本・参考書
参考書があると学習の指標になるので、1冊用意しておくことをおすすめします。とはいえ、学び直しの参考書はたくさんあるので、どれを選べばいいか迷いますよね。ゼロから始める大人の英語学び直しには、教材選びのコツがあります。
ゼロから始めるなら中学の参考書がおすすめ
英語のやり直しは、中学生のレベルからスタートするのがおすすめです。当時は理解できなかった文法の解説が、大人の脳ではスッと頭に入ることもよくあります。簡単すぎるのでは?と思うかもしれませんが、中学生の英語は日常会話の多くを網羅しているのです。
参考書・テキストを選ぶ際には、難しい文法用語を多用していないもの、音声ダウンロードやCDが付いているもの、イラストやレイアウトが読みやすいものを優先しましょう。書店でパラパラとめくって「これなら読み進められそう」と感じるものを選ぶのが一番です。
たとえば難しい文法用語を使わずやさしい口調と、イラストで解説された「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版」(学研)は、基礎からもう一度学び直したい大人に人気の1冊です。
目的に合った本を選ぶのもあり
英語の学び直しといっても、目指すゴールは人それぞれです。
海外旅行で会話したいのか、好きな海外ドラマを楽しみたいのか、TOEICや英検でハイスコアを取得したいのか、それとも読み書きを中心に学びたいのかなどがあるでしょう。自分のゴールを先に決めてから本を選ぶと、学習内容と目的がしっかり結びつき、英語が机の上だけのものでなくなっていきます。
旅行には場面別のフレーズ集が便利ですし、ドラマを楽しみたい方にはリスニング強化に特化した本が向いています。また、読み物として楽しめるコラムやストーリー仕立ての解説が入っている参考書も、大人世代には向いています。
まずは1冊を繰り返すことが学び直しの近道
最初は1冊を何度も繰り返して学びましょう。参考書選びでよくある失敗が、何冊もまとめて買い込んだりあとから追加したりすること。結局、あちこちに手を出して中途半端に終わる恐れもあります。
1冊を選んだら、最低でも3回は繰り返すといいでしょう。たとえば「1回目は全体の流れをつかむ」「2回目は理解を深める」「3回目は定着を確認する」といった方法です。繰り返すことで着実に力がつきます。
やり切った達成感は次のステップへの大きな自信となり、英語の学び直しを続ける力になるはずです。
大人におすすめの英語の学び直し方法:アプリ活用

英語の学び直しを続けるツールとして、スマートフォンのアプリを活用するのもおすすめです。ちょっとしたスキマ時間を利用して、思い立ったときに勉強できるので、忙しい大人に向いています。
アプリを選ぶときに確認したい3つのポイント
アプリ選びにはコツがあります。次の3つのポイントをまずチェックしておきましょう。
操作のシンプルさ
確認したいのが「操作のシンプルさ」です。画面の文字が読みやすいか、余計なボタンが多くないかなどを実際に触って確かめましょう。どこをタップすればいいかわからないなど、迷うアプリは長続きしません。
1回のレッスン時間はどのくらいか
「1回のレッスン時間」も確認します。1回3〜5分で完結するレッスンなら、外出先や寝る前など無理なく取り組めます。長時間でなくても、短い時間に集中して取り組めるアプリの方が毎日続きます。
学習の記録が残るかどうか
3つ目が「学習の記録が残るかどうか」です。カレンダーや学習時間の履歴が見えると達成感につながりやすくなります。可視化できるアプリはおすすめです。
学習フェーズ別でアプリ使い分けるのもおすすめ
英語の学び直しのフェーズによって、使いたいアプリの種類も変わってきます。
ゼロからなら「Duolingo(デュオリンゴ)」
ゼロから始める基礎固めの時期には、英単語や文法をゲーム感覚で学べるアプリが向いています。世界で人気の語学アプリ「Duolingo(デュオリンゴ)」は、1レッスンが5分程度と気楽に始められます。基本的に無料で使えますが、広告なし、HP無限レッスンなどは有料です。
リーディング、リスニング、スピーキングだけも練習できます。ライバルになるような友人も作れるので、モチベーションも上がります。App Store、GooglePlayどちらもダウンロード可能です。
ステップアップに「スタディサプリEnglish」
基礎が少し固まってきたら、より体系的に英語を学べるアプリへのステップアップがおすすめです。「スタディサプリENGLISH」は有料の英語学習サービスです。1回3分からのレッスン設計なので継続しやすい学習スタイルになっています。
初心者からビジネス英語まで、レベル別のレッスンコースを7日間無料で体験してから選べる点が特徴です。また、コース選びに悩んだ場合は自分に合った学習スタイルも診断してもらえます。
スタディサプリも、App Store、GooglePlayいずれもダウンロード可能です。
本・参考書とアプリを組み合わせるとさらに効率的
さらに英語力をアップさせるなら、本や参考書とアプリの併用がおすすめです。参考書で文法などを学び、アプリで少しずつ定着させる方法は、インプットとアウトプットのバランスがとりやすいといえます。
自宅でじっくり時間があるときは参考書を広げて文法を確認、外出中や待ち時間はアプリで単語や発音を練習すると効率的です。
大人の学び直し!Let’s restart learning English!
大人になってから英語を学び直したい人もいるでしょう。今さらと思うかもしれませんが、大人はさまざまな経験から積み上げてきた力が高まっています。英語学習には遅くなく、むしろ上達が期待できるのです。
「海外のドラマや映画を吹き替えなしで見たい」「旅先で現地の人と話したい」などと英語を結びつけると、ゼロからでも継続して学べます。小さなルーティンを取り入れて、毎日少しずつ学ぶのが学習のコツです。
まずは中学英語の参考書を1冊買ったり、アプリを1つダウンロードしたりしてみましょう。そして仲間と楽しく学べる場所をひとつ見つけるのもおすすめです。インプットからアウトプットに移行していくことで、さらに上達が見込めます。
It’s never too late to learn.
自分らしい組み合わせで、まずはできるところからもう一度英語と向き合ってみてください。


参考文献・サイト
健康長寿ネット(公益財団法人長寿科学振興財団)「高齢期における知能の加齢変化」
https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koureisha-shinri/shinri-chinouhenka.html
学研出版サイト「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版」
https://hon.gakken.jp/book/1130548200

